2011年3月11日に発生した東日本大震災以降日本各地の原発が運転を停止しています。福島第一原発の事故での原発の安全性に
疑問がもたれています。
以降、電力会社は電力の供給責任からガスを中心に火力発電の増強を行い、電力需要に対する供給を行っています。
ご存知のとうり、日本のエネルギー自給率はわずか4%であり、ほとんどのエネルギーを海外から輸入しています。
電気エネルギー調達のために今後も年間で相当な金額が支払われてゆくことになります。
その為、電力料金は上昇傾向にありますが、今後もこのまま行けば上昇傾向は避けられないことになりそうです。
このホームページは、本来温暖化と省エネをベースに構成したものですが、現在の日本の状況を考慮して『節電』のテーマを追加しました。
日本の電力供給の状況を見ると、今後の夏と冬のピーク電力時には非常にタイトな電力需給の状態になることが予想されます。
過去の夏の節電は皆さんの努力や我慢で乗り切れたようです。ただこれが何時までも続くのかと思うと気が重くなりますが。
日本全体に節電意識が広がり、節電が実行されてそれなりの効果が上がっているようです。
家庭での節電も「節電なれ」して、皆さんそれなりの行動の定着や効果を考えた方法をとられていると感じます。
震災以降、省エネ・低炭素化より節電のテーマでの講座の依頼が多くありました。夏の節電のメインは家庭ではエアコンと冷蔵庫の電力
削減です。講座では節電と省エネと低炭素化とテーマが三つになりましたが、それぞれ意味するところが違うところもあります。
現在行っている節電と省エネ講座では、それぞれの違いや家庭における手法などを、省エネの判断のプロセスや節電の目の付け所や
効果的な手順を紹介しながらお話しています。
さて、冬の電力需給と節電の話ですが、需給は地区により厳寒期には厳しい状況になるところが出てきます。その後更に電力需給の不安
は一部の電力会社管内を除き顕著になると思われます。冬の電力は暖房用の電力需要が増加すると家庭などで消費する電力も増加
しますが、冬の節電は暖房中心の節電になると思います。
又、今までの節電や省エネの講座でご質問を受けたことや身近な節電事例や意外と知られていない節電手法や省エネに関する知識
なども紹介してゆきます。今までの様々な報道や解説で電力の需給問題がいろいろ言われていますが、データと分析を入れて新たに
冬の電力問題と家庭での節電の冬編を載せてゆきますのでご覧下さい。
冬で一番多く使用されるエネルギーが暖房のエネルギーですが、熱源として電気やガスや灯油があり、どれを使用しているかで電気の
使用量が変わります。ともかくまず住居の断熱や暖房器具の保温対策をお奨めします。基本的な節電手法は、ほぼ夏と同様と考えて下さい。
又、中期的に見た電力需給の状態も不安定です。発電容量の確保がなければ節電は継続する必要があります。エネルギー資源の乏しい
日本では省エネ(節電)は必要条件でしょう。出来れば皆さんに無理にない合理的な(理にかなった)節電をしていただければ良いかと思い
ます。

(追加資料が出来次第更新をしてゆきますので、時々チエックしてください)
家庭の節電と省エネ・温暖化の問題のぺージです 

ホームページ作成のソフトの関係で、文字配置などが崩れていることがわかりました。文字レイアウトの修正を行いましたが、XP環境でのIE使用でしか確認できておりません。もし文字配置が崩れて見えるようでしたらご連絡いただければ幸いです。IE使用でご覧の方は文字サイズを変更せずにご覧下さい。文字サイズを拡大すると崩れることが判りました。

その三
その二
家庭の電気の省エネその一
家庭に於けるエネルギー使用量は、年々増加しています。

省エネ情報、メンテナンス情報(順次コンテンツ追加します)

●財)省エネルギーセンターへのリンク
電力不足と節電方法に関して(NEW今年の夏の需給を追加しました
(NEW)60歳からの省エネリフォーム
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1 消費電力800㍗ハロゲンヒーターと、同じく800㍗の冷暖房エアコンはどちらが暖まるか?(店頭販売時のあるお客さまからの疑問)
・同じ消費電力でもハロゲンヒーターなどのヒーター式の暖房機は発熱線の発熱を利用して暖房します。この場合エネルギー効率は1(COP1)
であまりエネルギー効率は良いとは言えません。一方エアコンはヒートポンプと言う熱交換方式をとっており、外の空気中から熱を汲み上げます。その効率はヒーター方式の4倍~6倍程度(COP4~6で機器の性能により変わります)はありますので、少ないエネルギーで格段の暖かさを得ることができます。ちなみに消費電力で800㍗で,暖房のCOPが5のエアコンの場合は4000㍗(3440kcal)の暖房能力を発揮します。
2 インバーターエアコンはどのような使用条件でも省エネになるのかな…(中年男性からの質問)
インバーターエアコンは発売されて相当な時間が経過してしていますが、正確な理解がされていないこともあります。インバーターはエアコンの原動力であるモーターの可変速を可能にする部品ですが、自動車の例で言えばアクセルのような役目をします。自動車が発進加速してスピードに乗れば少量の燃料で走りますが、発進時や負荷のかかった時には燃費が悪くなります。自動車での引用例では全てがうまく伝わらないのですが、エアコンのカタログの数値を参考にしてください。(スペック表・メーカーカタログの末尾に記載されています)冷暖房の能力の可変と消費電力の可変が表示されていますが、大まかに言えば冷暖房の運転のし始めや、設定温度に到達するまでの間や、負荷のかかった時は力強い運転をしますがその分消費電力も多くなります。又一旦設定温度に到達すれば、後は比較的少ない電力で運転を行います。インバーターエアコンは力があると言っても適用畳数にあった機種をお勧めしますし、それが省エネにつながります。
3 冷蔵庫は大きいほど電気代がかかるのでは?(中年の奥様からの質問)
確かに冷蔵庫は大きくなれば電気代がかかりそうですが、現在の家電メーカーの冷蔵庫の作り方は一般的な家庭で使用される容量帯の400㍑クラス以上の機種の省エネを促進しています。各メーカーの小型の冷蔵庫の消費電力を見ればわかりますが、1㍑冷やすための電力は大型冷蔵庫の3倍程度の消費電力を消費します。

※省エネの疑問や質問に関しては、随時追加して行きます。

電気製品の省エネの疑問

家庭に於けるエネルギー使用量は、給湯と暖房のエネルギーのウエイトが多いのが判ります
家庭内の使用エネルギーの中心は電力です。

今、地球環境問題・特に温暖化の問題は喫緊の課題とされています。
2008年以降の京都議定書約束年に入りましたが、日本の温暖化ガスの排出量は増加しており、温暖化のもとになるエネルギー消費量は、運輸・業務・家庭の各部門でかなりの増加を見ています。
私の経験から、家庭部門のエネルギー(特に家庭電化製品のエネルギー使用)に関して情報発信を含めてこのページを立ち上げました。皆さんの省エネ意識のアップや省エネテクニック、又省エネ機器(特にエアコンと冷蔵庫)の選択基準などに、多少なりともお役にたてればと考えます。省エネ・低炭素化は我慢でなく、正しい知識と理解です。電気製品を正しく理解して省エネにご活用ください。

基本的な温暖化とエネルギーの相関関係や、各エネルギー源と電気エネルギーの関係、家庭の電気エネルギーの節電や効率的な使用、省エネ等に関する講座のご案内です.消費者や生活者向けの啓発セミナーと企業向けセミナーがあります。家庭でのエネルギー消費の大きい給湯や暖房は専門講座があります。電力不足の時の節電の話を追加しますがこの講座は広く聞いていただく為に追加いたしました。これからの冬の節電と省エネの話が中心です。講座の実施希望の方は末尾のメールアドレスまで御連絡ください.
節電と省エネ講座、生活科学研究所のご案内へ(1月8日更新)
資源エネルギー庁資料より編集